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公営保険と私営保険

■公営保険と私営保険

保険の分類の中で、はっきりとわけて考えておきたいものに「公営保険」と「私営保険」があります。

◆公営保険
公営保険とは、国や地方自治体など、政府機関、つまり国が運営しているものです。

公営保険のなかにも、「社会保険」と「産業保険」があります。
一般的に公営保険として知られているのは、政策、社会福祉事業としての保険であると「社会保険」のほうです。

★日本の公営保険

・健康保険制度(被用者保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度など)
・公的年金保険(国民年金、厚生年金など)
・公的介護保険
・労働保険(雇用保険、労働者災害補償保険(労災保険))
・船員保険
・産業保険
・農業保険、漁業保険、漁船保険、輸出保険 など


◆私営保険
私営保険(民営保険ともいう)は、民間の保険会社が運営しているものです。よくコマーシャルしているやつですね。

私営保険では、主に「生命保険」と「損害保険」を扱っています。

「生命保険」とは、人の生死に関して一定額の保険金を支払う保険です。
「損害保険」とは、一定の偶然の事故によって生じた損害を填補する保険です。

私営保険は、販売する会社は内閣総理大臣の登録制になっています。
保険業法により、
・生命保険業免許を受けた生命保険会社
・損害保険業免許を受けた損害保険会社
・外国保険業者のうち、内閣総理大臣の免許を受けた外国保険会社
だけが、保険商品を販売することができます。

※今でも、郵便局の「かんぽ(簡易生命保険)」は仕組みが簡単で信頼があるので人気商品です。
かつては、政府が運営していたため「公営保険」でしたが、郵政民営化によって、保険事業の運営が「株式会社かんぽ生命保険」が行うことになっため、分類としては「私営保険」になります。


◆再保険
再保険とは、保険会社がさらに補償を受けられるように契約しておくことです。
代表的なものは、「地震保険」です。
これは、契約者からすると「私営保険」ですが、大規模災害が起こった場合、保険会社は、一度に多額の保険金を払わなければならない事態におちいる可能性があり、会社の経営として危険なので、保険会社が「公営保険」に入っておくわけです。結局、地震によって被害を受けた時、最終的にお金を出すのは政府ということになります。(一度に多額の金額を出してもつぶれないのは、国だけですものね。)
このように、リスクを分散して二重に保険にかかっている仕組みを再保険というのです。