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保険商品に対する規制

■保険商品に対する規制

保険は商品ですが、目に見える品物ではありません。
何を購入するのかというと、「保険契約」です。
食料品を買ったら、その内容や添加物、重量などなど商品情報が記載されているのと同じように、保険契約の内容は、「保険約款(やっかん)」に記されています。

平たく言うと、約款とは「商品説明書」なのですが、細かい字と難しい言葉使いで、なかなか自分で全部読んで確かめるということはないようです。
どうしても、保険の販売員さんの口説明を信じてしまいがちですが、大事な部分は目を通しておかなければなりません。

約款には、二種類あります。
「普通保険約款」と「特別約款(特約)」です。

普通保険約款では、契約の基本的な内容を定めています。
特別約款(特約)では、一般的な規定を変更した部分や、補完した事項などが記載されます。

特約があると言っても、約款の内容は決められており、契約者が条文を「個人に合うように」書き直すことはできないことになっています。
つまり、オートクチュールは無理で、できるだけ自分の欲しいものに近い「既製品」を選ばなければならないということです。
ま、既製品の中にも、カラーやサイズのバリエーションは展開していますよ、というのが「特約」ですね。
服や食品などと同じく、保険会社も商売なので、多数の契約を締結するためには、基準が必要なので、「約款」で契約する方式が一般的になっているのです。

約款の条文は会社によって様々ですが、いくつかの法律の適用があり、保険者が不当に不利益を被らないように保護されています。
約款は、金融庁によって許可された内容になっており、その内容には、商法による規制があります。
それでも、解釈が分かれる時には、契約者が保護されるように、著しく不当な条項については、裁判で無効とされます。
洋服なら返品すればいいし、食品も「不味かった…」であきらめがつくものですが、保険商品は、不測の事態が起こった時に初めてその内容が適当だったかどうか分かるものなので、購入の判断も簡単ではありません。


◆保険法

今まで、保険は「商品」として、「商法」の適用を受けてきました。
2010年4月1日より「保険法」が施行されます。
保険法では、保険商品の名前に関係なく、その内容によって法の適用を受けることになります。
ですから、今まで保険会社の販売する○○保険と、共済とは別の法律でしたが、今後は、保険として扱われることになります。

保険法では、保険契約について、次のように定義しています。

『保険契約、共済契約その他いかなる名称であるかを問わず、
当事者の一方が一定の事由が生じたことを条件として財産上の給付(生命保険契約及び傷害疾病定額保険契約にあっては、金銭の支払に限る。以下「保険給付」という)を行うことを約し、
相手方がこれに対して当該一定の事由の発生の可能性に応じたものとして保険料(共済掛金を含む。以下同じ)を支払うことを約する契約をいう。』